妊婦が訪問看護で働くのは、やっぱりしんどい話。
今回は、私自身が経験した「妊婦×訪問看護」のリアルについて書いてみようと思います。
※あくまで「私が働いていた事業所での話」なので、すべての訪問看護ステーションが当てはまるわけではありません。
■ 訪問は車メイン。でもそれが妊婦にはキツい…
私の勤務エリアは、駅から離れたエリアが多く、基本的に「一人一台、車を使って訪問」するスタイルでした。
都市部では自転車訪問もあると聞くけど…それも妊婦にはかなり厳しいと思う。
というのも、妊婦って基本的にいつもどこか体調不良じゃない?
そんな中、毎日長時間車を運転するのって、かなりしんどいです。
・注意力が落ちる
・お腹が大きくなるとシートベルトがつらい
・通勤ならまだしも、1日中運転って本当に疲れる
■ 一人で訪問=何かあっても助けてくれる人がいない
訪問看護って、基本「一人で訪問」。
もし訪問先で気分が悪くなっても、誰も助けてくれません。
病棟だったらすぐに交代できるけど、訪問では他のスタッフも出払っていてすぐには来られない。
次の訪問もあるから、ヘルプに入るのも難しいんですよね…。
しかも、利用者さんやご家族に「妊婦だから体調悪いんです」とは言えないから、
どんなにしんどくても平然を装わないといけない。それが本当に無理でした。
■ 妊婦にはきつすぎる仕事内容
訪問看護で多いケア内容は以下のようなもの:
- 排便コントロール
- 入浴介助
- 清潔ケア(清拭、整髪など)
これがね、妊婦にはかなりきつい!
- 匂いで気持ち悪くなる
- 前かがみの姿勢が辛い
- 冷えでお腹が張る
- 腰に負担がかかる
「状態観察だけ」「内服セットだけ」みたいな軽めの訪問もあるけど、
基本的には担当制なので、体調に合わせて仕事内容を選ぶのが難しいのです。
■ 雰囲気がよくても、担当交代は簡単じゃない
私がいた事業所は雰囲気がよくて、リーダーにも相談しやすかったんだけど、
「過去に妊婦いたけど、ギリギリまで担当交代してないよ」って言われてしまって…。
それ以来、なんとなく言いづらくなってしまった。
■ 結論:病棟と訪問看護、妊婦には大きな違いがある
病棟だったら、出勤しても点滴の準備や記録の整理など、できる仕事はあります。
でも訪問看護では、訪問そのものが業務の中心だから、行けない=何もできない。
そのうえ、体調が悪ければ「休んで」と言われるけど、休み=無給です。
うちの事業所では、謎ルールで「昼休憩は事務所に戻って取る」ことになっていたので、
車で仮眠も取れないという、なんともブラックな仕様…。
■ 妊婦には厳しい。そう感じた訪問看護の現実
訪問看護の仕事自体は、やりがいもあるし、人との関わりも濃い。
でも妊婦にとっては、リスクと負担が多すぎるなと私は感じました。
体調が読めない妊娠中、誰にも頼れない孤独な現場で、
ケア内容もハードで…ってなると、無理ゲー感満載でした。
同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです!
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